わきが・多汗症

わきが・多汗症

 

「汗」について

汗腺には「アポクリン汗腺」と「エクリン汗腺」と2種類あります。

「アポクリン汗腺」は人間の場合、乳輪・外陰部・肛門周囲・わき・外耳道・へそ と限られた場所のみ存在しています。

「エクリン汗腺」は人間の全身の皮膚にあり、
暑いときには汗をかいて体温を下げて体温調節や水分調節を行い、
また、手のひらや足の裏では適度の湿り気を保って滑り止めの役割をしており、
日常生活においても大変重要な機能と言えます。

 

わきが

「アポクリン汗腺」は思春期に性ホルモンの作用で発達して、ごく少量の汗を毛穴を通して分泌し、
皮膚のバクテリアに分解されて強い臭いを発生します。
この「アポクリン汗腺」から出る汗が「わきが」の原因と言われ、遺伝性があることが分かっています。

▼こんな経験や体質の方は、わきがの可能性があります。

  • 人から臭いを指摘されたことがある。
  • 白いシャツを着ると脇の部分が黄色くなることがある。
  • わきの毛が濃いほうである。
  • 耳垢がやわらかい。
  • 家族や親戚に同じ症状の人がいる。

 

多汗症

「エクリン汗腺」は神経終末からでるアセチルコリンという物質の作用で発汗を起こしておりますが、この発汗作用がバランスを崩し、
過剰に「エクリン汗腺」から出る汗が「多汗症」の原因と言われています。

▼こんな経験や体質の方は、多汗症の可能性があります。

  • 季節に関係なく、よく汗をかく。
  • わきや手のひらなどに多量の汗をかく。
  • 汗ジミが気になる。

「多汗症」は顔・わき・手のひら・足の裏によく起こります。

※但し、全身性の多汗症は甲状腺機能亢進症や副腎腫瘍、あるいは大脳皮質障害、自律神経障害、抗うつ剤など薬剤の副作用の原因が考えられます。
可能性がある方は内科、内分泌科、神経科、脳神経外科など、適切な診療科を受診することをお勧めいたします。

 

わきが・多汗症のQ&A

質問 レーザー脱毛でわきがや多汗症の治療はできますか?
答え 脱毛用レーザーを用いることで毛根がダメージを受ける際に、周囲にあるアポクリン汗腺やエクリン汗腺にもある程度のダメージが加わることが考えられます。 それでもダメージは一時的で限定的、わきがや多汗症が完全に改善されるとは考えられません。
質問 ボツリヌストキシン注射で、わきがは治療できますか?
答え ボツリヌストキシン注射はアセチルコリンの放出を抑え、エクリン汗腺の分泌を減少させます。わきがに多汗症を伴っている方では、汗の量が減少する分、においもやや抑えられる事がありますが、根本治療とは言えません。

 

治療法(クリックすると治療法のページへ飛びます)

わきが

多汗症

 

わきがの治療法

アキュスウェット  ″傷あとが少なく、術後の安静度が少ないレーザー治療″

アキュスウェットは、アキュスカルプⅡによる腋臭症・汗の治療です。

極細のレーザー管(レーザーカニューレ) を挿入し、
においの原因となる汗腺部位(アポクリン腺・エクリン腺)に直接レーザーを照射し融解します。
融解された組織は、老廃物として尿や汗とともに体外へ排出されます。

  • ワキの皮下にある余分な汗腺をレーザーで除去します。
  • 傷は数ミリで抜糸などの必要はありません。
  • 局所麻酔を行います。
  • 照射した部分をガーゼとテープで軽く固定します。
  • アキュリフト照射後の脂肪層と組織の変化

①照射後の組織の経過

照射直後

2週間後

3 ヶ月後

②レーザー照射後の脂肪層の変化過程

照射直後

2週間後

3ヶ月

▼こんな方におすすめ

  • ワキの臭いが気になる…
  • 傷あとが気になる…
  • ワキの汗が気になる…

FDA 認可の安全性

アキュスカルプⅡは米国FDA の認可を受けています。
FDA とはアメリカ食品医薬品局(FOOD and Drug Administration)の略で、消費者が生活するにあたって
接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどを専門的に行なう政府機関です。
(日本では厚生労働省がこれにあたります)
美容医療界では海外から輸入された新しい医療技術に対する厚生労働省の認可が遅いため、信頼できる安全性の
指標の一つとして認識されています。

料金 表示金額は税込価格です。

手術前検査料(血液検査) 4,700円
アキュスウェット( 両腋) 330,000円
アキュスウェット( 片腋) 198,000円

 

多汗症の治療法

ボツリヌストキシン(ボトックス)注射   切開せず、気になるワキに注射

汗の量を減らし快適な生活を手にいれましょう!

多汗症の注射はボツリヌストキシンを利用した薬剤を汗の気になる所、
ワキなどに直接注入することで交感神経をブロックし、汗の流出を抑制します。 注射の数日後より汗がサラサラとなり、効果があらわれます。
多汗症が改善すると、ワキの臭いも少し減少します。持続期間は3~6ヶ月程度です。

▼こんな方におすすめ

  • 汗が多くて気になる…
  • 汗ジミが気になり、淡い色の服をなかなか着づらい…
  • 切開せずに気軽に治療したい…

料金 表示金額は税込価格です。

ボツリヌストキシン注射 60,500円~

 

インフィニスウェット ~マイクロニードルフラクショナルRF~  汗の量を高周波治療で改善

特殊な針で高周波を直接照射する、最新のRF 治療

インフィニスウェットは太さわずか200 マイクロメートルの極細の特殊な針( 先端は20 ミクロン)
を皮膚の真皮層に挿入し、RF( 高周波) を直接照射します。
針の先端から照射された熱エネルギーが、汗腺部位( アポクリン腺・エクリン腺) にダメージを
与えます。

従来のフラクショナルRF 機では痛みと出血を伴っていましたが、
このインフィニでは、フローニードリングテクノロジーにより治療中の痛みや出血を低減しています。
局所麻酔を行いますので、施術中の痛みはほとんどありません。

注意点

  • 照射後の診察は2週間後に予定しております。
  • 照射後に発赤や点状出血が起こる場合がありますが徐々に落ち着いてきます。
  • 一過性の腫れが起こる場合がありますが、徐々に落ち着いてきます。
  • 数日後より、かゆみがでる場合があります。
  • マイクロクラスト(かさぶた)が形成されますが、自然に消えていきますので、無理に剥がさないでください。
  • シャワーは翌日から可能です。

*繰り返し行なうことにより、汗の量が減少してきます。

治療時間 約60分
治療後の症状 4~5日のダウンタイム ※出力により異なる
回復期間 0~5日
治療後の通院 3~5週に1 回の治療 1クール3~5回

禁忌事項

右記に該当する方は
治療を受けることができません。
  • 急性の皮膚疾患の症状がある方
  • ガン疾患、心疾患などで治療中または治療後の方
  • 出血性の病気をお持ちの方
  • 糖尿病の症状をお持ちの方
  • ペースメーカーを使用されている方
  • ケロイド体質の方
  • 除細動器を使用されている方
  • 金属、シリコンなどの挿入物がある方
  • 妊娠の可能性のある方、または妊娠中の方
治療時間
  • 高血圧症の方
  • 血管腫のある方
  • インプラント、人工関節などの治療や手術をされた方
  • 歯の矯正器具を装着中の方
右記の症状がある方は患者様の同意が必要です。
  • ステロイド剤にアレルギーがある方
  • 金属アレルギーがある方

料金 表示金額は税込価格です。

手術前検査料(血液検査) 4,700円
両腋 220,000円

 

各種外用剤

局所多汗外用剤

  • 保険適用(院外処方)
エクロックゲル 日本初の原発性腋窩多汗症外用剤(わき汗への塗り薬)です。
1日1回両わき全体に塗布します。
ラピフォートワイプ パウチタイプの原発性腋窩多汗症外用剤です。
1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両方の腋窩(脇の下)に塗ります。
アポハイドローション 日本初の保険適用の原発性手掌多汗症治療薬です。
手掌(手のひら)の多汗症「いわゆる、手汗」に有効な薬剤として開発された初めての薬剤です。
1日1回左右の手のひらに塗布します。
  • 保険適用外(院内製剤)
塩化アルミニウム 殺菌作用はありませんが、汗や体から分泌されるタンパク質と反応し凝固物を形成する為、
制汗作用としての効果が現れます。
1日2回気になる部位へ塗布します。

 

その他外用剤

気になる汗やにおいのエチケットに。
朝塗るだけで長時間、夜まで効果が持続し、塗り直しの手間が要りません。

多くの皮膚科専門医の協力の元、研究開発されたデオドラントシリーズです。

D-bar(ディーバー) 1,650円
D-tube(ディーチューブ) 1,980円
D-powder(ディーパウダー) 2,200円

※価格は全て税込です